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物品管理システム15選比較 ~主な機能から導入メリット、選定ポイントまで解説~物品管理

物品管理システムとは、RFIDやビーコンを用いて、物品やIT機器などの所在や使用状況を管理するシステムのことです。備品管理システムとも呼ばれます。

物品管理システムがあれば、必要な物品・備品のデータをすぐに確認できるため、効率的な棚卸作業や、紛失・不正持ち出しのリスク管理などに有効です。また、不要な備品を割り出すことで無駄なコストの削減にもつながります。

この記事では、物品管理システムについて、主な機能や導入メリット、選定する際のポイントなどを詳しく解説します。

物品管理システムとは

物品管理システムとはRFID(無線通信型の非接触ID)やビーコン(電波を発信するBluetooth端末)を使って、物品やIT機器などの所在や使用状況を管理するシステムです。
物品がどこにあるかをすぐに確認できるため、紛失した物品の捜索や不正持ち出しのリスク管理、棚卸の作業などに役立ちます。
オフィスの在庫管理のほか、工場や医療現場の物品・備品の管理などに活用されています。

主な機能は次のとおりです。

物品管理台帳

物品管理台帳は、社内で使用している物品をデータベース化して管理する機能です。

パソコンやコピー機、電卓などの電子機器、デスクや椅子などの什器(じゅうき)など、これら物品の品目や品番、貸出状況などの情報を一元管理できるようになります。

貸出管理

物品管理システムには、物品貸出時に持出・返却登録をする機能があります。情報を管理することで、物品の貸出・返却状況をひと目で確認できます。

身近なところでは、図書館の蔵書検索機能としても活用されています。

ICタグ等の読み取り

物品に貼り付けされたICタグやQRコード、バーコードをリーダーで読み取ることで、物品の保管場所や使用状態を簡単に確認できます。

在庫管理

物品管理システムは、物品の在庫管理にも役立ちます。
ICタグタイプの物品管理システムはハンディリーダーなどを利用し、箱を開けることなく、中のモノの有無を一括で・短時間で確認できます。

点検管理

パソコンやコピー機、デジカメなどの電子機器をはじめ、物品のなかにはメンテナンスが必要なものも少なくありません。定期的な点検・メンテナンスを怠ると、必要なときに使用できないなどのトラブルが発生する可能性があります。

物品管理システムの一元管理で物品のメンテナンス時期を管理することで、業務に支障をきたすようなトラブルを回避できます

物品管理システムの導入メリット

物品管理システムを導入することで得られるメリットは、主に次の4つです。

業務を効率化できる

物品管理システムは、物品の情報を一元管理できるシステムです。

「なにが、どこに、どのような状態であるのか」をひと目で確認できるため、必要な物品を探す際にも非常に便利です。検品や毎年行う棚卸、オフィスの配置換えなどの際も、手間をかけずに効率的に作業を進められます。

また、物品の使用状況をひと目で把握できるようになります。

在庫数や持出・返却状況やメンテナンス時期など、知りたい情報をすぐに確認できることで、業務の効率化にもつながります。

無駄なコストを減らせる

物品管理システムでは、物品のデータを一元管理できるため、よく使われる物品と、あまり使われない物品を即座に見分けられるようになります。

そのため、不要な物品の発注を回避し、無駄なコストを削減できます。物品の状況を把握できれば、必要な物品の数もはっきりするため、物品不足も避けられます。
また、不要な物品を割り出し廃棄することで倉庫のスペースを確保することもできます。

このほか、メンテナンス時期やリース機器の更新時期などを管理することで、メンテナンス漏れや更新漏れによって発生する無駄なコストを回避することも可能です。

紛失・盗難を防げる

物品管理システムで物品データを一元管理できれば、今誰がどの物品を使用しているのかが明確になるため、物品の紛失や不正使用、盗難を防ぐことができます。

また、物品管理によって持出しや貸出まで管理していることを社内に周知すれば、セキュリティや従業員の物品に対する意識の向上につながります。

TAGMATCHは社内の物品管理を効率化できる持出・返却管理システムです。棚卸一括機能、捜索機能ほか、不正持出検知機能で不正持ち出しを防止できます。

物品管理システムの選ぶ際のポイント

物品管理システムを選ぶ際は、次の2つのポイントに気をつけましょう。

自社のニーズに適したものか

物品管理システムを選ぶ際、もっとも重要なのは、自社のニーズに適した機能や条件を備えているかという点です。
物品管理システムを導入する前に、まずは自社に必要な機能をピックアップしておくことが大切です。

たとえば、従業者が使う社内の物品を中心に管理したいのか、それとも、商品の在庫を管理したいのか、用途が違えば必要な機能は異なってきます。また、管理したい物品の種類などによっても、選ぶべきシステムは変わってきます。

管理タイプはどれか

物品管理システムにはRFIDタイプ、QRコード・バーコードタイプ、業界特化タイプの3種類の管理タイプがあります。

RFIDタイプは、リーダーからの電波を使ってRFタグまたはICタグのデータを読み取るシステムです。非接触で複数のデータを一斉スキャンできる点がメリットです。

QRコード・バーコードタイプは、スマートフォンやラベルライターを使用して自分でQRコードやバーコードを作成できるため、RFIDタイプよりも導入コストを削減できます。ただし、QRコードやバーコードを1つずつスキャンしなければならないため、導入や管理に手間がかかります。

業界特化タイプは、病院における物品管理など、特定の業界業種の業務に特化した管理システムです。医療業界をはじめ、製造業や小売など、各業界に合わせた機能が搭載されています。

自社の規模や業種などを考慮し、適した管理タイプのシステムを選びましょう。

物品管理システムのおすすめ15選を比較

最後に、物品管理システムのおすすめを15点、ご紹介いたします。

TAGMATCH(タグマッチ)/株式会社アヴァンザ

TAGMATCH(タグマッチ)は、管理したいモノにICタグを貼り付け、PCで情報を一元管理できるソリューションです。
対象の物品にICタグを貼っておくだけで、誰が、いつ、何を持出・返却したかを一元管理できるため、誰でも簡単に利用することができます。

物品貸出台帳への記入ミス、記入もれに悩む企業様におすすめです。必要な機能に絞り、コストを抑えているため、低コストで導入可能です。

利用料金は、要問い合わせ。
無料トライアルやデモも用意されています。

Colorkrew Biz(カラクルビズ)/株式会社Colorkrew

Colorkrew Bizは、複数のクラウドサービスなどを提供する株式会社Colorkrew(カラクル)が提供するシステムで、「名もなき仕事(TM)」を減らすことをコンセプトに掲げています。
同社では、「人にこんな仕事をしていると伝え辛いスキマ仕事」を「名もなき仕事(TM)」と定義。Colorkrew Bizでは、物品管理のほか、スケジュール調整や会議室予約、フリーアドレスで人を探す時間、備品の管理や郵便物の送付といった「名もなき仕事(TM)」を削減できます。

利用料金は、初期費用無料。有料プランには「スタンダードプラン」「プレミアムプラン1」「プレミアムプラン2」の3プランがあり、たとえばスタンダードプランなら、月額料金が4万円(従業員数300人以下)となっています。
30日間、無料で試せるトライアルプランも用意されています。

物品管理システム/株式会社日立システムズエンジニアリングサービス

物品管理システムは、日立グループの企業でシステム開発などを手がける株式会社日立システムズエンジニアリングサービスが提供する、クラウドサービス(SaaS)タイプの物品管理システムです。

RFIDや各種タグを使用したシステムであるため、離れた位置でも複数資産を一括で読み取ることが可能です。
固定資産棚卸や工場内での工具管理といった用途で活用できます。
サポートとして、導入支援サービスや操作講習などが用意されています。

利用料金は、要問い合わせ。

Convi.BASE(コンビベース)/株式会社ネットレックス

Convi.BASEは、オフィス向けのソフトウェアを手がける株式会社ネットレックスが提供する物品管理システムです。導入実績は1,000社以上。
固定資産やIT資産、消耗品を始め、重要文書・契約書原本、工具、在庫、医療機器、金型・治具まで、幅広い物品の管理が可能です。

機能としては、台帳機能やデータ連携機能、貸出管理機能、棚卸管理機能などが用意されており、スマートフォンからのデータ参照や更新も可能です。

利用料金は、基本機能とオプション機能、ライセンス料を合算して決まり、具体的な金額については要問い合わせ。

Assetment Neo/株式会社アセットメント

Assetment Neoは、クラウドサービスの開発や販売を手がける株式会社アセットメントが提供するクラウド型の物品管理システムで、バーコードやQRコード、RFIDを活用した管理が可能です。

什器・備品やIT機器の管理に加え、固定資産の棚卸、リース契約管理、サーバー情報の管理なども行えます。
持ち出し・貸出管理機能を活用すれば、社内資産の持出・返却のほか、顧客への製品の入出庫や案件別の機材貸出、デモ機の貸出管理などが可能です。

プランは、「Light(ライト)/月額料金:4万から6万円」「Standard(スタンダード)/月額料金:6万から28万円」「Enterprise(エンタープライズ)/月額料金:個別見積」の3プランが用意されています。

タグ衛門/株式会社ハイエレコン

タグ衛門は、株式会社ハイエレコンが提供する物品管理システムで、RFIDとICタグを活用しています。
備品の出入りを監視する「タグ衛門 Gate」と、棚卸と物品検索機能がセットになった「タグ衛門 Handy」があり、片方だけでも導入可能です。

社内向けの物品管理のほか、工具の紛失防止、販売商品の盗難防止、資材の管理や探索などに活用できます。

利用料金は、要問い合わせ。

MONISTOR(モニスター)/株式会社東北システムズ・サポート

MONISTORは、情報システムのコンサルティングやアプリケーション開発受託などを手がける株式会社東北システムズ・サポートが提供するRFID備品管理ソフトウェアパッケージです。RFID(ICタグ)やバーコードを使用して管理します。

文書や記録媒体、什器、資産、機材、備品、工具、設備などを管理できます。
MONISTORの導入により、棚卸にかかる時間や費用の削減、遊休資産の低減、無駄な資材購入の低減、内部統制強化などが実現可能です。

利用料金は、要問い合わせ。

Circurental(サーキュレンタル)/株式会社ヘッドウォータース

Circurentalは、株式会社ヘッドウォータースが提供する資産管理をRFID・バーコードで効率化する、クラウド型の棚卸・物品管理ソフトウェアです。
特徴は、シンプルな操作性が追求されている点で、時間短縮を追求し、ステップ数が最小限に抑えられています。

主な機能として、貸出/返却機能や物理資産登録機能、詳細表示機能、予約機能などが用意されています。
また、AIによる予測・検知を利用したリマインド機能が搭載されており、「在庫が切れる残り日数」「PCの買替え時期の報告」「利用者の返却遅延予測」などを知らせてくれます。

利用料金は、要問い合わせ。

OPTiM Asset(オプティム・アセット)/株式会社オプティム

OPTiM Assetは、株式会社オプティムが提供する備品管理向けクラウドサービスで、物品を購入してから廃棄するまでの一連のサイクルに対応した機能を備えています。直感的に操作できる画面が特徴。一般オフィスのほか、病院や小売店舗での利用が想定されています。

管理機能では、長期間オンラインになっていない機器を把握するなど、利用状況も確認できます。
棚卸を行う際は、現物に貼付けしたQRコードを読み取ります。

有料プランは「基本プラン」のみで、利用料金は初期費用無料、月額料金は3万円(利用人数無制限、管理物品上限数1,000)となっています。物品追加オプションとして、1,000物品追加ごとに月額料金1万円が上乗せされます。
無期限・利用人数無制限で使える無料トライアルも用意されています。

備品管理クラウド/アストロラボ株式会社

備品管理クラウドは、ソフトウェアの研究・開発やシステム設計コンサルティングを手がけるアストロラボ株式会社が提供する物品管理システムで、特に現状はExcelで物品を管理しているという企業におすすめです。

利用料金はリーズナブルで、スタートプラン、スモールプラン、ミドルプランの3プランが用意されており、いずれも初期費用無料。月額料金は、スタートプランの場合、5,000円で利用できます(アカウント数無制限・拠点数無制限)。

オプションが充実しており、有料コンサルティングを始め、物品の写真撮影やアイテムの登録を代行してくれるサービスや、従来、Excelで管理していた物品管理台帳からデータを移行して登録まで代行してくれるサービスなどが用意されています。

資産・物品管理システム/株式会社吉川システック

資産・物品管理システムは、鉄鋼業などを手がける吉川グループ各社の、生産現場の業務システム開発からスタートした、株式会社吉川システックが提供する物品管理システムで、RFIDを活用しています。

棚卸や物品の探索が簡単に行え、社内の物品だけでなく、商品在庫の管理にも利用できます。
管理したい物品にシールタグを貼り付けて管理を行い、ハンディリーダー・ライターのタグ認識範囲は5から8メートル。タブレット端末でも状況を確認できます。

特徴は、工事現場などでインターネット環境がない場所でもシステムの利用ができる点。タグ表面にホコリや汚れがあっても問題なく使え、箱に複数個保管していても読取が可能です。

利用料金は、要問い合わせ。

B-Touch(ビータッチ)/株式会社ケーウェイズ

B-Touch(ビータッチ)は、自動認識システムをはじめとするITソリューションを手がける株式会社ケーウェイズが提供する物品管理システムです。

一般オフィスをはじめ、製造現場や医療現場、学校やコミュニティセンターなどの公共の場での利用が想定されています。
持出・返却管理、数量の管理に加え、修理歴や使用回数といった「状態の管理」を実現できます。

利用料金は、要問い合わせ。

Roconie(ロコニー)/株式会社ISID-AO

Roconieは、株式会社電通と、米General Electric Company社(GE)との合弁で設立されたISIDグループの、戦略的グループ会社として2009年に設立された株式会社ISID-AOが提供するクラウド型の物品管理システムです。なお、クラウドの基盤にはAWSが採用されています。

使い方は簡単で、RFIDタグを読み取り、紐づいている物品情報や注文情報を照会、持ち出しや入荷などを記録することができます。

利用料金は、要問い合わせ。

SmartMatCloud(スマートマットクラウド)/株式会社スマートショッピング

SmartMatCloudは、株式会社スマートショッピングが提供する物品管理システムで、商品に限らず、部品や完成品、副資材や仕掛品、粉モノや液体の原材料まで、日々の在庫の管理に活用できます。
導入実績は1,400社以上。

スマートマットを活用した管理方法により、箱の中に物品が入ったままでも、液体や気体でも管理でき、数百kgの重量をもつ物品にも対応できます。

利用料金は、要問い合わせ。

アラジンオフィス/株式会社アイル

アラジンオフィスは、基幹業務管理システムや情報系システムの開発・販売などを手がける株式会社アイルが提供する物品管理システムです。商品在庫や製品を作るために必要な部品などを管理する用途のシステムです。
導入実績は、5,000社以上。
カスタマイズ性が高く、連携先も豊富です。

利用料金は、要問い合わせ

【まとめ】

物品管理システムは物品管理台帳や貸出管理、ICタグ等の読み取り、在庫管理、点検管理などの機能によって、社内の物品の使用状況を一元管理できるシステムです。必要な物品情報がすぐに確認できるため、業務効率化につながります。

物品管理システムを選ぶ際は、管理タイプや機能を確認し、自社に合ったものを選ぶことが大切です。また、導入したあとのサポート体制についてもチェックしておきましょう。

備物品管理システムを導入するなら、パソコンとタグリーダーで物品を一元管理できるTAGMATCHがおすすめです。物品にICタグを貼り付ければ、タグリーダーで複数のICを検知し、一括読み取りが可能です。シンプルな操作性で、複雑な操作や作業は必要ありません。

執筆者情報

キャビマッチ運営チーム

キャビネット貸出管理システムCABIMATCHが運営するブログです。キャビマッチに関する情報を更新してまいります。

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